2013 AES NY SHOW Report!Day 1:API

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アナログ・ステレオミックスに特化したコンパクト・コンソールTHE BOX登場!


APIのブースに設置されたFocal Twin6 Beの前に、なにやら意味ありげなカバーが掛けられたものを発見!
見たところ、コンソールの様に思えましたが、既にAPIでは1608 Recording Consoleというアナログ・ミキサーがあったはず?
確かに、1608はサイズはともかくとして、フル機能を持ったアナログ・コンソールと言えましたが、もしかしたらさらに機能を特化した小型ミキサーの登場では??
それが今回のAESで初お目見えした、Project Recording & Mixing Consol「THE BOX」というニューカマーでした!



隣に設置されたAvid HD I/Oと比べれば、そのコンパクトさがお分かりでしょうが、THE BOXはステレオ・ミキシングに特化したプロジェクト・スタジオ向けのコンソールなのです。

API THE BOXのメーカーサイトはこちら >>

1608では、全てのチャンネル・ストリップにマイクプリ/EQを搭載しており、5.1ch対応/チャンネル数の拡張とあわせて中規模〜大規模レコーディング・スタジオに向けてデザインされていましたが、THE BOXでは右に見えるチャンネル・フェーダーは全てサミング・チャンネルのコントロール用となっています!
左に見えるレッドのフェーダーがマスター・フェーダーであるのはお分かりでしょうが、ブルーのフェーダーには、4ch分のマイクプリ/HF(内2つには550Aを搭載!)が搭載されており、あわせて20chのサミング・ミックスを行うことが可能となっています。

マスター・セクションにはアサイナブルの527ダイナミクスを搭載する他、写真でもご覧頂ける様に、ブランクになっているパネルにAPI 500モジュールを搭載することも可能です。
ただし、キューセンドやトークバック、ヘッドフォン等のモニタリング系の充実はともかくとして、バスやインサートは最小限に抑えられているのに気が付きます。



つまり、THE BOXというコンソールは、現代の音楽制作ワークフローを考慮に入れた、DAWと組み合わせて使用することを前提にデザインされたコンソールだということが見えてきます。
そう考えれば、マイクプリが4chと少ないのも必要充分である様に思えてきますし、シンプルなサミング・バスが中心になっているのも理解出来てきますね!

しかし、1608を見てもお分かりの様に、サイズの大小によってクオリティが左右される様な、単なる廉価版をAPIがリリースする訳もなく、Twin6 Beから大音量で流れるサウンドには、さすがと唸らされるものがあったのはもちろんでした!

そのIntroduction Videoをご覧下さい!


同じ様なサミング・ミキシングを目的にしているSSL Matrixも、いわゆるプロジェクト・スタジオ等の音楽制作をターゲットにしている様に思えますが、THE BOXは、よりダビングのみで完結する音楽制作の、ワンストップ・ソリューションを目指している様にも感じられます。

VPR Allianceの盛り上がりを見せる現代では、API = 500モジュールのイメージが強いのかもしれませんが、同時に展示されていたLegacy Consolや1608を目の当たりにすると、様々な用途に対応出来るコンソールをラインアップした、コンソール・メーカーであることを再認識させられますね!

日本での取扱を含め、プライス面では不透明な部分も多いのですが、魅力的なコンソールの出現ということが出来るでしょう!



宮地プロフェッショナル事業部
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