2017 AES NY Report Vol.4

2017 AES NY Report Vol.4では、Vol.2、3に引き続き、それぞれのブースで気になった機材をピックアップしてレポートします。

Dangerous Music/Music CONVERT-AD+


 

Dangerous Musicの新製品、「CONVERT-AD+」がお披露目されました。
CONVERT-2や2-BUS+同様、ブラックパネルを採用したDangerous Music社初の2chADコンバーターです。トランスフォーマーを回路に加えて色付けを施す機能は2-BUS+ですでに実施していましたが、同様の音質であればよりマスタリンググレードを意識したDangerousの透明かつクリアな音色に、心地よい鈍り感のキャラクター(コンプレッション+Baxandall EQ風のエフェクト)を加えることのできるMusic CONVERT-AD+は効果的な製品となることでしょう。

 

 

主な仕様は以下のようになっています。

 

・2ch ADコンバーター
・44.1kHz~192kHzサンプルレート
・-1dbFSに最大出力を制限する「CLIP GUARD」機能
・通常-80~0のLEDインジケーターを、-10~0に拡大して詳細なモニタリング表示にスイッチする「METER SCALING」機能
・出力段に搭載するカナダ HAMMODN製トランスでサウンドにカラーを加える「X-FORMER」機能

 

 

お取り扱いは弊社輸入事業部のM.I.D.となりますので、気になる方はぜひお問い合わせください。価格は$2,599 USで、出荷開始時期は2017年11月となっています。

 

Royer Labs/R-10

 

 

今回会場での展示はされていませんでしたが、弊社輸入事業部M.I.D.取り扱い製品Royer社セールス担当のKevin氏が会場に来ていました。Kevin氏が持参した、新製品のDavid Royer作の新製品、パッシブモノラルリボンマイク「R-10」の実機を特別に見せてもらうことが出来ました。


パッと見はR-121のダウンスケール・バージョンでコスパモデルの弟分か?と思ってしまいそうですが、Royer社曰く決してコストを抑えたい人(R-121が金銭的に手が出ない)向けの廉価版という位置づけではないそうです。Rシリーズらしい剛健な見た目と作りでずっしりとした重みがあります。

価格は抑えながらも、トランスデューサーやトランスフォーマーにはRoyerの名に恥じない、しっかりとしたコンポーネントが使用されていることをうかがわせます。

その外観はR-121に似たサテンニッケル仕上げですが、鏡胴のサイドから耳が出ておらず、トランスデューサーが筒に収まる構造をみるとR-101の設計に寄せているのでしょう。

 

Royerリボンマイクロフォンの特徴である、キャビネットやスネアにも立てられる高SPL耐性(吹かれには弱いのでポップフィルターは必須ですが)はR-10にも継承されており、既存のRシリーズ製品に比べ小型化されたボディ形状とR-10独自のマウントシステムの恩恵を受けてドラムセットの狭いスペースなどにもマイキングしやすくなっています。

 

Kevin氏は「R-10は、我々Royer Labsが誇る歴としたRシリーズの一員として誕生しました。決してR-101やR-121の廉価版としての立ち位置ではなく、R-10にはR-10にしかない特徴があります。R-121でリボンマイクロフォンのキャラクターに惚れ込んだ人のアナザーチョイスとして、あるいはまだリボンマイクロフォンのトーンを体感したことがない人のファーストチョイスとして、自信を持っておすすめできるリボンマイクです。」 と語ってくれました。

 

 

米国内では先行で市場投入されていて、伝統のRoyerブランドながら$500を切るお手頃な価格設定($499)ということで、Royer社でもオーダーに対して生産が追いついていないほどの爆発的な人気となっているそうです。
日本国内ではM.I.D.正規輸入取扱商品として近日発売開始予定となっております。

※Royer社リボンマイク製品全般同様ですが、今回のR-10含め弊社(国内)にてリボンの張り替えサポートが可能ですので、リボンの弛み、破れを恐れる必要なく安心してお使いいただけます。
ただし、リボンマイク特性上のお取り扱いには十分ご注意ください。


ZYLIA/ZM-1

 

 

以前からUSB接続可能なTetraMicとしてリリースされ各展示会では見かけていたものの、360未対応ということでその開発が待たれていたマイクですが、この度360に正式対応ということで展示されていました。
USBマイクということで今回は専用ソフトウェア経由で4ピースバンド音源の視聴をさせていただきました。
(360デモデータがまだ準備されていませんでした・・・・)

 

 

聞いた感じ、指向性が非常に強いマイクではない印象は受けましたが、USB接続、バスパワー電源そして価格は$599USということで手軽にアンビソニックマイクロフォンをという方には最適な製品かもしれません。
今後の展望として、特にWebコンテンツ等で手軽にVR・・・といったユーザー層からの支持が集まる製品になることでしょう。

 

宮地プロフェッショナル事業部
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