2016 AES Show Report!Day2:Cymatic Audio

 

16chや24chのスタンドアローンレコーダーをリリースしているCymatic Audio。

今回は新製品というよりは、「参考出品」ということで「uNode M42」を見ることができました。

 

参考出品:Cymatic Audio uNode M42

 

 

この製品をはじめ見たとき、「ん?なぜこれ!?」と一瞬思ってしまいましたが、話を聞いてみると「なるほど〜」と思いました。

このuNode m42は、「AES67 or Ravenna対応のオーディオインターフェイス」です。

実は、このようにAES 67、Ravennaに対応している小型のインターフェイスって、他にまだ多くないのです。

 

このm42だけでシステムを構築することはないものと思います。

しかし、大きなシステムの中にこのm42があることで、非常に小回りが効くことが容易に想像できます。

大きなシステムほど、「この場所に、少なくていいからマイクプリのインプットと、出力、それとMIDIがあれば…!」なんてことが現場で起こりうります。

m42なら、Ravennnaに対応しているシステムに投入してやることで、上記の入出力がLANケーブルをはわせるだけで成立します。

 

価格や発売時期は、残念ながら未定とのことです。

 

 

 

ちなみにCymatic Audioは、スタンドアローンのレコーダーを販売しているメーカーです。

代表的な2台のレコーダーをご案内しましょう。

 

 

1台めは、LR16です。

 

 

こちらのLR16は、日本でも販売されていますが、「16トラック対応のスタンドアローン・レコーダー」です。

Phone接続で16chに対応し、音源はUSBメモリかUSB外付けHDDに録音できます。ちなみに、USB接続ができるオーディオインターフェイスでもあるので、16in/2outのUSB Audio I/Oとも言えます。

16トラックですから、小規模な録音、特にリハーサルの録音などに最適です。小型ですし、USBメモリで録音できるので、持ち運びも苦労しません。

 

 

そして、もう一台レコーダーをご紹介しましょう。

こちらはuTrack 24です。

 

 

uTrack24、こちらは4台並んでいますが、1台あたり24トラックの録音ができるレコーダーです(サンプリングレート48kHzの場合)。こちらも日本国内で販売中。

Dsubの入出力(24in/24out)で、こちらはUSB外付けHDDにて録音可能。

LR16と同様に、USB接続ができるため、24in/24outのUSB オーディオインターフェイスでもあります。

 

1Uの1台で24トラックの録音ができますから、ライブ録音などに最適です。

録音するトラックを増やしたい場合は、単純にこのuTrack24を増やしていけばよいのです!

非常に単純明快ですね。スタンドアローンのレコーダーのよいところです。

 

ここ近年、こういった単体のレコーダーのお問い合わせは非常に多くなっています。

ライブRECをする際、通常はDAWで録音することが多いですが(録音し終わったあとは、そのDAWで編集作業があるため)、大編成のオーケストラや96kHzなどのハイサンプリングレートでの録音の場合には、DAWのみの録音ですとDAWがエラーでストップするなどのリスクが高まります。そのため、ミキサー卓からのダイレクトアウト信号、もしくはステージからのマイク信号をスプリットした信号などを、DAWとスタンドアローンレコーダーの2重体制で録音することも多いです。

※場合によっては、DAW2台以上ですとか、スタンドアローンレコーダー2台、ということもあります

 

以上より、DAW以上にスタンドアローンレコーダーのほうが録音の安定性が高いため、バックアップレコーダーとして、こういった単体のレコーダーはよく使用されます。

 

なお、このuTrack24の優れているのは、こういった操作や接続がシンプルな点だけでなく、接続が多彩である点もあります。

有償オプションにはなりますが、「ADAT」、「RAVENNA」、「MADI」の3種類の接続に対応しています。

 

 

uTrack 24のバックパネルにあるスロットに、これらのオプションカードを接続できます。

これだけの接続が可能ならば、どんな現場でも対応できるものと思います。

 

 

このように、Cymatic Audioはライブ現場などに対応する接続端子を備えたレコーダーを販売しているため、今回出展しているm42のような製品/アイディアがあるのだと思います。かゆいところに手が届く製品をリリースするメーカーって、本当に素晴らしいですね。

 

 

 

 


 

 

宮地プロフェッショナル事業部
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