2016 AES Show Report!Day 2:Phoenix Audio

この記事は2016.10.01 Saturdayに書かれたものです。
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プロトタイプでの試行錯誤を重ねたVPRモジュールがついに完成系に!PIVOT TONE CHANNEL 500発表!

 

DAWが中心となった現代のワークフローに合致したアナログ・ソリューションを送り続けるPhoenix Audio
大ヒットとなったNicerizerによって確固たる地位を築いてきた、と言えるメーカーですが、意外にもNEVEクローン的なイメージが強かったのかもしれません。
メーカーの歴史からすると、ある意味仕方ないかもしれませんが、実際には皆さんがご存知のように、確固たる思想を持って製品開発を行っている、Phoenixサウンドを確立したメーカーとも言えるのです。

 

http://phoenixaudio.net/

 

そのソリューションの数々は、マイクプリ/EQ/ダイナミクスのフロントエンドから、Nicerizerの様なマスター制作に重要なアウトプットまで、まさに現代のワークフローに足りない部分を補っていると言えるでしょう。
そんなPhoenix Audioが近年力を入れていたと思えるのがVPRモジュール、いわゆるAPI 500モジュールとなる訳ですが、これも様々なスタジオ(に限りませんが)でレコーディング・セッションを行うことの多くなった、現代のワークフローを見越している、のかもしれませんね・・・

 

今回発表になったのが、そのVPRモジュールの最新作となる「PIVOT TONE CHANNEL 500」ということですね!

 

 

マイクプリ/DI/EQのDRS-1R、4バンドEQのDRS-EQ、ダイナミクスのN90-DRCの間に挟まれるように4モジュール搭載されているのが、新たな VPRモジュールPIVOT TONE CHANNEL 500ということになります。
これはラインアンプ/DIにティルトEQをプラスしたモジュールとなっており、今年の1月に開催されたNAMM ShowでもTILT TONE CHANNEL 500として参考出展されていた製品になります。

 

あれから半年以上の間、さらに試行錯誤を繰り返し、ようやくほとんど製品版と言えるものが完成したということで、名称もPIVOT TONE CHANNEL 500に変更して出展された、ということですね!

 

Nicerizerのラインイン、NiceDIのDIインを搭載したインプットステージを持ち、DIインの場合はギターなどを入力した際のロードを防ぐため、FET回路をバイパス出来るようになっていたり、安定動作のために内部24V変換(APIシャーシは16V供給)を行っていたりで、基本性能に磨きをかけてきている点に好感が持てます。
しかし、なによりもPIVOT TONE CHANNEL 500の特徴としては、ティルトEQ回路を持っている、ということになるでしょう!

 

 

2年前のAESでTUBE-TECHがTILT FILTERである「HLT-2A」を発表していましたが(地味でしたね・・・)レコーディングの現場でティルトEQを使うという概念自体が少ないとも言える現状、ある意味そう来たか!と思わせる製品なのかもしれません。

 

137th AES Show Report Day1:TUBE-TECHはリリース予定のプロトタイプ出展! >>
 

ティルトEQは設定したポイントの上下を分割した上で、それぞれを独立してEQカーブを調整可能なのが特徴ですが、PIVOT TONE CHANNEL 500の場合は160Hz/800Hz/1.6kHzという3ポイントの設定が出来、可変幅が最大+12dBという強力なシーソー型補正を可能としています!(右肩下がりのDRKおよび、右肩上がりのBRT)
グラフィック/パラメトリックEQとは違って、より感覚的に使用可能な、音楽的な(他がそうでないという訳ではありませんが・・・)形で使えるのが魅力的だと思いますね。

 

実際のサウンドですが、時間の関係でじっくりと試聴した訳ではないにしろ、ギターなどをDIで使用したトーンコントローラーとして使用すれば、幅広い音色作りが可能になるのでは???と思いましたよ!
国内予定価格としては、6〜7万円のレンジに収まるのではないか?ということでしたし、近日中にリリースが出来る状態になっている、ということでしたので、もう間もなくじっくりと試す機会が訪れそうですね!

 

デモ機入荷次第お知らせさせていただきますので、今しばらくお待ちを!

 


 

 


 

 

宮地プロフェッショナル事業部
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