2015 NAB Show Report!Day 2:Avid Part.1



昨年のNABでAvid Everywhereを標榜したAvidが、新製品ラッシュ!そのPart.1はVideo関連のトピックからご紹介します!


昨年のNABではAvid Everywhereという、どちらかというとワークフロー提案に終始していたAvidですが、2015 NAB Showではハードウェアを中心に大きな発表があった!と言えるのではないでしょうか?
Media Composerでは既に実装されているとも言えた、オンライン・コラボレーション機能もいよいよ発表されたPro Tools 12から追加される様になり、ますますOne Avidへ向けて邁進していこうという狙いが鮮明になって来た様にも思えますね。

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その中枢をなす様に考えられているのがISISとも言えるのですが、まずはISISの新しいシリーズ、ISIS 1000が発表になっていました。

ISIS 1000は、1台のエンジンに対し2TBメディア・ドライヴ x 10台を、コンパクトな2Uラックマウント筐体に納め、最大16TBの使用要領を確保可能な、導入のしやすいISISシリーズとして登場しました。
ただ単に導入しやすいだけでなく、4台のエンジンまで拡張可能となっており、さらにスイッチに要求されるシビアさもそれほどではない模様で、ポスト・プロダクションはもとよりこれからのミュージック・マーケットにも希求していく様な存在と言える様に思えます。

残念ながら、NABのブースでは本体を見る事が出来なかったのですが(あまりの人の多さに、見つける事が出来なかったのかも???)$18,000程度〜という魅力的な価格は、一気にISISへの移行を考える人が多くなっても不思議ではありませんね!

次にご紹介するのは、NITRIS DX / MOJO DXに替わる、4Kビデオ・インターフェイスです!



DXビデオ・インターフェイスに関しては、Media Composerが4K対応を果たした事から、NABのタイミングで新製品の発表なりがされるのではないか???と考えていましたが、いざ登場した4K対応ビデオ・インターフェイス「DNxIO」を見て、目が点になってしまいました(笑)
たしかに、NITRISやMOJOでも4KをダウンコンバートしてHD表示にすることで、4K対応出来るとも言えるのですが、Avidが真の4K対応を行うためには早急に新たなビデオ・インターフェイスが必要だったのでしょう。
それにしても、これは同日発表のあったBlackmagic design UltraStudio 4K Extremeと同じものではないですか!

Avidのロゴが入っている事から、そのままOEM供給されているのかと思ったのですが、実は内容が少し違っているようです。
それではリアパネルを見せて頂きましょう。



12G HD-SDI入出力や、2.0に対応したHDMIポート、アナログやデジタル・オーディオの入出力にいたるまで、全く同じになっているのは当然のこと、PC接続用のポートがiPass / Thunderbolt / USB 3.0と備えられているのも同じです。
iPassが搭載されているのは、PCを使った高速接続を実現するためにも必要でしょうし、様々なホストと接続可能なのもBlackmagicを元にしている汎用性を表していて、好感が持てる様にも思えますが、唯一の違いとなるのはコーデックチップになります。

UltraStudio 4K Extremeでは、入出力されたビデオをProRessやH.265に効率よく変換するための専用チップが搭載されています。
これがAvid DNxIOの場合、NITRIS DXがDNxHDチップを搭載出来たのと同じ様に、DNxHRへのコーデック・チップが搭載されているのです!
もしかしたらFPGAで内容を書き換えてるだけかもしれませんが(笑)

いずれにしても、それほど重いコーデックではないDNxHRが、専用チップによってアクセラレートされるのは大歓迎ですね!
実際の登場は秋頃、おそらく9月前後になるというお話でしたが、$3,800というプライスも非常に魅力的に聞こえます。
どのようにMedia Composerに最適化されて登場するのか???今から楽しみに待っていましょう!



最後に、Pro Tools | Firstという無償版が先日登場していましたが、オンライン・コラボレーションが可能になるPro Tools 12を象徴する様なソフトウェアだと思えます。
それに対して、上の写真をご覧頂いてもお分かりの様に、Media Composer | SoftwareにもMedia Composer | Firstというバージョンが登場していました!
詳細を伺う事は出来なかったのですが、おそらくPro Tools | First同様、ディレクターやプロデューサー等の製作に携わらない方が、進行状況等を確認出来る様にリリースされたものと思われます。

ここでもAvid Everywhereが着々と進行しているのが分かりますし、最初は漠然としていたものがだんだんと鮮明になって来ている様にも思えますね!

続いてのPart.2では、まさかの新しいライヴサウンド・ソリューション「S6L」を中心にお伝えする予定です!
お楽しみにしていて下さい!

(取材:Miyaji Professional Division:梓澤/深澤 文:梓澤)



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