137th AES Show Report Day2:PULTEC Pulse Techniques



復活したPULTECは、オリジナルに忠実なClassic Tubeライン、エンハンストMasteringライン、2520 OP Ampを増幅回路に使用した2520ラインを完成!


増幅回路=アンプに真空管が使われた時代が過ぎ去ると、'80年代にはクリーンなソリッドステート回路を使用した機材が多く使われる様になりました。
よりHi-Fiな方向へサウンドの流れが向いていたとも言えるのですが、逆に偶数倍音成分を多く含んだ、真空管ならではのサウンドを求める声が大きくなってきたのも事実です。
中でもオリジナルPULTEC EQは、一部のレコーディング・エンジニアを中心に需要が高まっており、PULTECを再現するべく制作されたTUBE-TECH製品が、多くのスタジオに導入される様になったのは有名な話でしょう。

しかしそれとは別に、オリジナルPULTECをブランドも含めて正確に復刻したいと考える人がいました。
それがSteve Jackson氏です。
紆余曲折を経て、2011年にオリジナルPULTECの復刻に成功した彼は、クラシックラインであるEQP-1A3、EQP-1S3、MEQ-5をリリースしたという訳ですね。



その後、10dBまでのゲインと0.5dBステップのBoost/Attenスイッチを備えるマスタリング・ライン、ゲインステージに2520 OP Ampを使用した2520ラインを追加し、Steve氏の考える現代のPULTECが完成したのです。

今回のAESでは、特に新しい製品の発表はなかったようですが、先日ご紹介したOCEAN WAY RECORDING HollywoodのB Studioにも、EQP-1A3がラックマウントされており(Fairchildのラック隣に少しだけ映っています)オリジナルを知るユーザーからも絶賛されているようですね。

OCEAN WAY RECORDING Hollywood STUDIO B! >>



この復刻版PULTECも、現在、日本で代理店が存在しないメーカーの一つとなっていますが、状態のいいオリジナルがなかなか手に入りにくくなってしまった現在、復刻版PULTECに興味を持つ日本のユーザーも多いのではないでしょうか?

DAWが高機能、高音質になるにつれて、特にEQはプラグインでという方が多くなっていると思いますが、現代でも注目されるアナログ機器には、そうなるだけの理由があるのも事実ですし、シミュレートでは再現出来ないSomethingがあるのも事実なのです。
我々Miyaji Premium Lineでなんとか出来れば・・・(笑)

(取材:Miyaji Professional Division:梓澤/深澤 文:梓澤)






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