137th AES Show Report Day2:Sontec MES-432c Mastering Equalizer



AES会場の片隅に見覚えのある巨大なEQを発見!それは伝説のマスタリングEQ、Sontec MES-432cでした!


年に1回あるかないかという程度ですが、伝説のマスタリングEQ MES-432cを製造していたSontec社についてのお問合せを頂くことがあります。
現時点では日本に代理店が存在しない状況でもあり、会社自体がどのようになっているのか、現存するのか消滅してしまったのかも分からず、お茶を濁した様なお応えしか出来ないのに歯痒い想いをしていました。
しかし、何気なく会場内を物色していると、見慣れたステップ式ノブがずらりと並ぶ、巨大な筐体を発見!
それこそが、まさにSontec MES-432c Mastering Equalizerだったのです。

Sontecのブースは、ITI Audioというメーカーとの共同出展という形をとっており、もちろんITI Audio製品も展示されているのですが、もう目はSontec MES-432cに釘付け状態でした!
もちろん、432cだけでなく、MEP-250EXも展示されていたのですが、現在でもマスタリング・エンジニアに人気の高い名器432cの圧倒的な存在感に、やや陰が薄れてしまった様にさえ見えてしまいましたね。



驚いたことに、展示されていたMES-432cは天板が外され、中身が見れる様になっていました!
一見して、相当にコストが掛かっているだろうことが想像出来ましたが、設計者であり代表でもある、Burgess Macneal氏にお話を伺ったところによると、内部はアンプが2カ所ある以外は、ほとんどがパッシヴ回路になっていて、プロフェッショナル・レコーディングのシビアな使用環境にも充分耐える耐久性を兼ね備えているという事でした。

Sontec MES-432cの、まさにマスタリングEQと言える、繊細で透明なサウンドの秘密が垣間みれた様な気がして、非常に興味深いお話を伺うことが出来ました。
現在、日本での入手が難しいというのが非常に残念ですね。



Burgess氏自身もカメラをたしなむようですが、PENTAXユーザーであるがゆえに、私のCANONとEFLレンズに非常に興味を抱かれ(笑)そのついでの様に本業のお話を伺わせていただいたという訳です。
Burgess氏の優しい人柄と同時に、回路設計への拘りに触れることが出来ると、私自身、耳にしたことのないMEP-250EXや、マイクプリアンプのサウンドが非常に気になってきてしまいます。

過去に代理店が存在していても、様々な事情で日本での取扱が難しくなってしまった機材や、新しく市場に参入しながら、日本でのディストリビューションが難しい機材が多く存在しますが、多くのハードルを越えて日本でもしっかりした体制でユーザーにお届けすることが出来たら・・・そう感じてしまいます。

中でも名器中の名器である、Sontec MES-432cは、その筆頭とも言える存在なのではないでしょうか?

(取材:Miyaji Professional Division:梓澤/深澤 文:梓澤)






宮地プロフェッショナル事業部
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