137th AES Show Report Day2:より洗練されたAMS NEVE Genesys Black



コンパクトなアナログ・コンソール + DAWコントロールの決定版として人気のGenesysに、より洗練されたタッチパネル・コントロールを追加したGenesys Blackが追加ラインナップ!


シグナルパスの短さから、ラージフォーマット・コンソールを凌ぐサウンドを実現し、DAWコントロール機能を融合した機能性を併せ持つAMS NEVE Genesys
そのコンパクトなサイズも相まって、世界中のスタジオで導入されるコンソールとなりましたが、さらにタッチパネル・コントロール機能やキーボードの搭載と併せて、より洗練された総合レコーディング・コンソールとしてラインナップに登場したのがGenesys Blackです!

いかにもNEVEを感じさせる、そのスタイリングも魅力的ですが、Genesysと同様、ベース・コンフィギュレーションを基本に目的に応じた拡張性が確保されているのが素晴らしいですね!
大型のタッチパネルやキーボードも、コンソールのデザインに溶け込む様に配慮されている様に見えますし、GenesysではR88同等のマイク/ライン・プリアンプが、1073スタイルのものにアップグレードされていたりで、会場を訪れた方々も興味津々の様子でした。
その分、お話を伺うのに相当待たされてしまいましたが(笑)



気になる、Genesys Blackのベース・コンフィギュレーションを見ていくと、1073 Mic/Line IN x 8、DAW Monitoring x 16、Aux send x 8、Stereo Return x 4、8 Group + 2 Main Outの入出力を誇る他、88RS 4Band EQ x 8、8ch 192kHz AD/DAが標準搭載されており、もちろんフェーダーはモーターライズド・ムーヴィング仕様となっています。
さらにAD/DAは、AES/EBUの他にFireWireとMADIにも対応、直接DAWとのコミュニケーションも可能となっているようです。
これだけで5.1Surround Mixに対応するのも嬉しいですし、メーター表示もそれに応じたモードを用意、あらゆる環境に対応出来る様に想定されて設計されたのが分かりますね!

入力数がそれほど多く要求されることがなくなった現代の制作環境では、これで充分という事もあるでしょうが、32chまでのインプット、モニタリング・セクションへのDigital Option、デジタル・コントロールの1084 EQオプションなどを追加して拡張を行うことも可能です。

そのGenesys Blackの機能性について、プロダクト・スペシャリストのJames氏にお話を伺いましたので、ビデオをご覧下さい!



AESの会場に展示されていたのは、拡張の施してある32ch仕様でしたが、写真をご覧頂いてもお分かりの様に、コンパクトなサイズに収まっていながら、ラージフォーマット・コンソールと同様の機能性を確保しているのがよく分かります。
気になるDAWコントロール機能は、HUIを基本にしている様なのですが、デモンストレーションではFW接続でPro Toolsとコネクトされているらしく、オーディオ・インターフェイスとして使用されていました。
また、LCDタッチパネルには汎用の???スクリーンが使用されているようで、特にAME NEVE独自の技術が使われている訳ではないと言う事です。

それでも、DAWコントロールに関してのレスポンスは、以前のGenesysから格段に進化している印象を与えてくれ、より多彩なニーズに高次元で対応してくれる、と言えるでしょう!



SSL AWS900以降、ラージフォーマット・コンソールの機能を持ちながら、DAWとの融合を目指した中規模コンソールが求められることが多くなってきた様に思えます。
AMS NEVE Genesys / Genesys Blackも、まさにそういったラインを狙ったコンソールだと言う事が出来ますが、アナログ設計に関して88RSに劣る様なところは何一つ存在せず、逆に短いシグナルパスによって、それらを凌ぐサウンドを実現していることを考えると、事実上、このラインのコンソールが、現代のハイエンド・モデルだと言う事が出来るのかもしれませんね。

日本ではGenesysの導入事例はあまりありませんが、以前、私は機会があってそのサウンドを存分に味あわせていただいたことがあります。
その時のイメージから、Genesysが実現するクオリティの高いNEVEサウンドに、多くの方が触れていただきたいと感じています。
Genesys Blackの登場を契機に、様々な方が興味を抱いていただければいいですね!

(取材:Miyaji Professional Division:梓澤/深澤 文:梓澤)






宮地プロフェッショナル事業部
-----------------------------------------------